首都圏をはじめ全国の鉄道やバス路線で利用できる「PASMO」。
一枚持っていると、改札できっぷ代わりとして利用できるほか、お買い物の際は電子マネーとしても利用でき大変便利ですよね。
しかし、2024年5月現在「大人用PASMO(無記名・記名)」は新規で購入することができない状況です。
なぜ現在PASMOを新規購入することができないのか、またいつごろから販売再開されるのかについて
この記事でまとめていきます。
pasmoが買えない理由は半導体不足が原因だった!
東京都交通局は2023年6月2日に「無記名の「Suica」・「PASMO」カード発売の一時中止に関するお知らせ」を出しました。
世界的な半導体不足の影響により「Suica」及び「PASMO」カードの製造メーカーにおいて必要なICチップの入手が困難となっていることから、当面の必要数量のカードの製造が難しい状況となっております。
東京都交通局
つきましては、6月8日(木)より、下記のとおり無記名の「Suica」及び「PASMO」カードの発売を一時中止させていただきます。
無記名の「Suica」及び「PASMO」カードのご購入を希望されるお客さまには、ご不便、ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。
SuicaやPASMOといったICカードの製造メーカーにおいて半導体不足の影響で、PASMOを新規購入できなくなってしまったようです。
発売開始はいつから?
2023年6月8日(木)より無記名のPASMOの販売を休止。
また、記名式のPASMOについても2023年8月2日(水)から、当面の間発売を停止しています。
では一体、いつごろから購入できるようになるのでしょうか?
JR東日本によると、2023年度の下期から徐々に回復を見込んでいるものの、2024年度以降については現時点で充分なSuicaカードの供給を受けられる見込みが立っていない状況だといいます。
現時点では明言できないものの、2024年春ごろには販売再開できるよう引き続き最善を尽くしていくそうです。(※参考リンク1)
ですので、そろそろ新規購入の再開が期待できそうですね!
半導体はなぜ不足している?
そもそもなぜ半導体は不足しているのでしょうか。
具体的には下記の4点が関係しているようです。
- 需要の急増
- 新技術の普及
- 供給チェーンの問題
- 政治的な要因
2020年の新型コロナウイルス感染症拡大以降、私たちの生活は大きく変化しましたよね。
リモートワークやオンライン授業が普及したことにより、パソコンやスマートフォン、家電製品の需要が急増しています。
しかし、半導体は精密機械であり、製造には高度な技術と長い時間がかかります。
急激な需要増加に対応するためには、工場の増設や新技術の導入が必要ですが、それには莫大な費用と時間がかかります。
さらに、米中貿易摩擦や地政学的リスク、自然災害などの複合的な要因が重なり、半導体不足は深刻化しているようです。
ICカード以外にも自動車産業でも半導体不足は深刻で、納期に1年以上かかるなんて話もよく聞きます。
半導体不足は世界中の産業に大きな影響を与えるといえるでしょう。(※参考リンク2)
まとめ
PASMOが新規購入できない原因は、半導体の不足によるものだということがわかりました。
ですが、2024年春ごろの販売再開を目指しているとのことだったので、そろそろ購入できるようになるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
・参考リンク1:BUSINESS INSIDER
・参考リンク2:JITERA
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