パートナーのいびきが激しいと、相手はどう思うのでしょうか。
パートナーのいびきがストレスになったり、睡眠がうまくとれないせいで喧嘩の原因になったりしてしまうことがあるようです。
しかし、いびきはただの騒音ではなく、健康や生活習慣に関わる深刻な問題が潜んでいる可能性があります。
一体何がパートナーを苦しめ、いびきを引き起こしているのでしょうか?
この記事では、いびきを止めるための効果的な方法についてまとめていきます。
いびきの原因を理解する
生活習慣や環境の影響
いびきの原因には、生活習慣や環境の影響が挙げられます。
たとえば、アルコールの摂取がいびきを引き起こすことがあります。
寝る前にアルコールを摂ると、のどの筋肉が緩みやすくなり、いびきの原因となります。
アルコールを摂取する場合は、適量を寝る前の4時間前までにしましょう。
呼吸器系の問題
いびきの原因には、呼吸器系の問題も関係しています。
いびきを原因とした病気の中でも、特に怖いものに睡眠時無呼吸症候群(SAS)があります。
睡眠時無呼吸症候群とはその名の通り「睡眠時」に「無呼吸」状態になる病気です。
有病率は人口の4%と言われており、日本には200万人いると言われています。
しかし、なかなか気がつきにくい、いびきをかく程度で受診するなんて恥ずかしいと言う理由などで、まだまだ治療を受けている方が少ないのが現状です。
体型や年齢
いびきには、体型や年齢も影響を与えます。
肥満がいびきの原因になることがあります。
厚生労働省の統計によれば、日本の成人の約1/4が肥満とされており、そのうちの約30%が睡眠時無呼吸症候群を発症していると推定されています。
いびきを止めるための方法
生活習慣の改善
いびきを改善する第一歩として、生活習慣の改善が挙げられます。
アルコールの摂取を控えることや、規則正しい睡眠を心がけることが彼女のいびきを軽減する効果があります。
アルコールの摂取は男性で1日20g程度ですが、女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅く、臓器障害を起こしやすいため、男性の1/2~2/3程度が適当と考えられています。
寝姿勢や寝具の見直し
寝姿勢や寝具の見直しも役立ちます。
日本睡眠学会の調査によれば、正しい寝姿勢を保つためには、枕の高さが首の自然なカーブに合っていることが重要です。
また、仰向けで寝ている場合、重力に従って落ちた舌が喉をふさぎやすいです。
そのため、いびきの症状が出やすくなります。
一方、うつ伏せ寝だと舌が口の中に収まりやすいので、気道が確保されます。
そのため、いびき対策としては、仰向け寝よりもうつ伏せ寝が適しているのです。
医療機関での相談
いびきが深刻な場合は、医療機関での相談も重要です。
睡眠時無呼吸症候群などの疾患が疑われる場合は、専門医による診断や治療が必要です。
全国各地に専門の睡眠クリニックがありますので、まずはそちらに相談してみることが大切です。
いびき改善グッズを活用する
近年では、いびきを軽減するためのアイテムが注目されています。
鼻呼吸を促すための鼻腔拡張テープは薬局などで手軽に購入することができます。
また、枕が合っていない可能性もあるため、いびき防止枕の購入を検討しましょう。
いびきが原因で睡眠の質が低下している場合は、これらのアイテムを駆使することがとても効果的だと言われています。
食事や運動の見直し
食事や運動もいびきを軽減する上で重要です。
日本人の場合、塩分の摂り過ぎは高血圧を引き起こす可能性があり、これがいびきの原因にもなります。
偏食をせず、栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
また、定期的な運動も筋肉を鍛え、いびきを軽減する効果があります。
厚生労働省は、一日あたり男性で9,200歩、女性で8,300歩程度歩くことを推奨しています。
まとめ
いびきはお互いにとって睡眠の質や健康に影響を及ぼす重要な問題だということがわかりました。
このまま続くようであれば、関係性をも揺るがしてしまう問題になりかねません。
そうならないためにも、いびき改善グッズをプレゼントしたり、医療機関の受診に付き添ってあげるのもいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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